2011年9月16日金曜日

足摺岬~市之瀬打戻り 二日目(9月15日)

 
二日目(15日)の出発は38番金剛福寺からです。前回、お寺のお詣りも、足摺岬の観光も済ませているのですが、せっかくここまで来ているので、38番さんの本堂だけお詣りします。階段を上がったところでお迎えしてくれる、大きな亀の石像。お参りする人が撫でるのか頭がピカピカに光っています。
 山門に掛かった額には「補陀落東門」と書かれ、本堂には蹉跎山」と書かれた額が掛かっています。山門石柱には「足摺山」とあります。補陀落東門とは、観音さまが住む補陀落浄土の山、インドの遙か東方海上に在るとされ、ここ金剛福寺がその東門に当たるという意味です。金剛福寺には平安時代の三筆(嵯峨天皇、空海、橘逸勢)の嵯峨天皇宸筆の扁額、「補陀落東門」と彫られた木額があります。本堂に掛かる額には「蹉跎山」と書かれています。蹉跎とは、食い違いを直し、正しい方向に導く、との意味です。しかしこの山号は難しいので、現在の地名、足摺りをとり通称、『足摺山』金剛福寺といいます。山号が二つある珍しいお寺です。金剛福寺の納経帳。左上には「蹉跎山 金剛福寺」とありますが、納経所で書かれたのは「足摺山」です。右は奉納と書かれ、真ん中はご本尊の千手観世音菩薩から千手菩とかかれています。ご本尊の千手観世音菩薩は平成二十一年三月、三百年ぶりの修復に五年の歳月を要し帰って来られました。その姿は全身を金色で包み、胸飾りの青や白い玉は天然石より高価とされたガラス玉だそうで、髪はラピスラズリを細かく砕いて染め付けるなど、当時最高の技術が施されたと考えられています。約650年前時の太政大臣が奉納されたそうです。秘仏です
37番岩本寺からここ金剛37番岩本寺からここ金剛福寺までは 霊場間が一番長いですが、ここから39番延光寺さんまでも五番目の長さ、52㌔あります。
観光も終わっているので、足摺岬にさようなら。延光寺さん向けてスタートです。間もなく足摺原生林の遍路道に入りました。
 原生林を抜けて、道の駅ビオス大方 方面です。 20分行くと桃の木谷橋があります。
竈(かまど)神社があります。それにしてもこの巨石、落ちてこないものです。人知の及ばない所に神様が宿ります。
”たぬき”を過ぎると金毘羅さんがあります。
金平の遍路小屋です。すぐ上にお家がありますが、ご当主は現在高知市内にお住みです。休日にはここに来ておられます。善根宿を兼ねているので、多くの遍路がお世話になっています。我々もいつもここでトイレをお借りし、休憩させて戴いています。足摺に行くには大変ありがたい、個人の方の接待所です。
窪津小を過ぎると、窪津の港が見渡せる高台に出ます。近くに鯨の見張り台が在っただけに、遠くまできれいに見渡せます。
窪津で有名な魚屋さん、大漁屋です。新鮮な魚が都会では信じられないくらいの値段で売られています。少し行くと林鰹節工場があります。ソウダ鰹が原料です。
鰹を蒸すために並べています。     鰹を蒸すのに使う木がたくさん置かれていました
 以布利に向かう旧道入り口にあった丁石。昔このような丁石が足摺岬まで29.5㌔の間、100メートル間隔で立っていたそうです。
手まりの所から、山道に入ります。向こうの旧道に出るとスグ急坂を下ります。危ないからロープが張られています。
下に降りると遍路橋が架かっています。 こんな椿のトンネルも数回通ります。
海岸に出ると以布利の漁港です。じんべえ広場があり、大阪海遊館の以布利センターがあります。
以布利地区ではジンベエザメやマンボウをはじめとして「大阪海遊館」で展示される魚の1/3を供給しています。今日はじんべい広場で黒潮市場のお弁当をいただきました。
幡陽小を過ぎ、旧道に入って行くと、大岐浜に出る近道があります。今日は下の川に水が流れてなさそうなので、降りて行きます。「下港山」とありますが何と読むのでしょうか?
幸いにも川幅が狭かったので渡ることが出来ましたが、川の流れがだいぶ変わっていました。いつもは岩場を下りた、すぐそばを水が流れているのですが。この前の台風のせいでしょうか?
今日は引き潮で波打ち際までかなり幅があります。波打ち際は砂が締まって固くて歩き易そうです。案の定、快適にお大師さまも通られた砂浜を歩けます。
 
途中で貝堀りをしている人がいました。国道に出る潜水橋です。いつもはこの橋を渡るのはチョッピリ苦手なのですが、今日は約半分近くが砂に埋まっていました。いつもは渡るのに長く感じる橋も今日は大丈夫でした。それにしても自然の脅威を感じます。

国道に上がって、大岐浜展望所から浜を眺めます。1.6㌔の砂浜を向こう端からこちらの端まで歩いてきました。岬に窪津の鰹節工場が見えます。大岐浜に打ち寄せる波は、片手波といって引く波がないそうで打ち寄せる波ばかりだそうです。地形が影響しているのでしょうか?ここから久百々まであと40分ほどです。ガンバレ、ガンバレ
 山を越え、行くと土佐食の工場があります。五、六年前まではこの辺りも原生林で覆われていました。その時、道に迷いそうになったのも確かにこの辺りです。
お疲れさまでした。久百々橋到着です。ほぼ予定通り、二時前に着くことが出来ました。ご協力ありがとうございます。歩いたのは今日は六時間半くらい、今から京都まで約八時間かかります。帰りもなが~いバスの旅ですが、お気をつけてお家までお帰り下さい。
来月は修行の道場最後のお寺、延光寺さんまでです。宜しくお願いします。
                                    ありがとうございます。 合掌









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